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「頑張りすぎたあなたへ。うつ病を経験して気づいた大切なこと」

目次

真面目な人ほど気づけない、限界のサイン

朝、アラームが鳴っても布団からまったく動かない。 冷や汗も凄く、心拍数も上がってくる。
「早く仕事に行かなくちゃ」と分かっているのに、涙だけがポロポロとこぼれてくる。
通勤中も「いっそこのままどこかに消えてしまいたい」そんな黒い感情が頭をよぎる。それで急遽休みをとったこともしばしば。
今、もしあなたがそんな状態なら、少しだけ足を止めてこのブログを読んでみてください。
周りの人はみんな普通に働いているのに、自分だけが取り残されているような絶望感。
どれだけ寝ても疲れが取れず、何をしていても心が全く笑わない毎日。
「自分はなんて甘えているんだろう」「怠けているだけなんじゃないか」って、毎日自分の心を責めていませんか?
大丈夫、あなたは何も悪くありません。
それは怠けでも甘えでもなく、あなたの心が限界を迎えて出した「うつ病」というサインです。
ここでは、かつて暗闇の底でもがき苦しんでいた私が、どうやってその状態から抜け出し、少しずつ光を見出していったのかをお話しします。
今、一人で苦しんでいるあなたの心が、ほんの少しでも軽くなりますように。

私がうつ病になるまでの気づかなかった小さなSOS

思えば、心がポッキリと折れてしまう前には、身体も頭も何度もサインを出していました。
当時の私は、「やらなければいけない仕事」や「周囲からの期待」をすべて背負い込んでいました。
納期に追われ、人間関係に気を使い、真面目さが取り柄だと思い込んで走り続けていたんです。
でも、今振り返ると、身体は限界だと訴えていました。
毎日の寝不足、倦怠感、休日は出かける気力も起きず、ただ一点をぼんやり見つめて一日が過ぎる。
趣味だった読書やゲームも、文字や映像が頭に入ってこなくなっていました。
なのに、「これくらいで弱音を吐いてはいけない」「自分がもっと頑張ればいいんだ」と、その小さなSOSをすべて無視していました。
「仕事に行きたくない」と思う自分を「甘えだ」と鞭打ち、コーヒーでカフェインを流し込んで無理やりエンジンをかける。
そんな生活を続けていたある日、会社のストレスチェックで高ストレスの診断を受けて面談を受けた時にプツリと糸が切れてしまったのです。
あのとき、もっと早く自分の心と身体の声に耳を傾けていればと思いました。
もし、今これを読んでいるあなたが、かつての私のように「まだ頑張れる」「これくらい普通だ」と自分を追い込んでいるなら、どうかそのサインを見逃さないであげてください。
これを読んでいるあなたは十分に頑張っています。

周りは動いているのに……。一番しんどかった「どん底」の時期

ストレスチェックの面談をきっかけに休職することになったものの、私の心は休まるどころか、むしろそこからが本当の地獄の始まりでした。
会社に行かなくてよくなったはずなのに、朝が来ても全く嬉しくない。それどころか、「みんなは今頃働いているのに、自分は何をやっているんだ」「社会のレールから外れてしまった」という猛烈な焦りと罪悪感が、四六時中頭をグルグルと駆け巡っていました。
世の中から自分だけが取り残され、深い底なし沼に沈んでいくような感覚。
何をしていても楽しめず、自分の存在価値がすべて消えてしまったように感じていました。
夜になれば「明日が来なければいいのに」と願い、朝が来れば「また一日が始まってしまう」と絶望する。
ごはんの味もせず、食欲も無く、ただ時間が過ぎるのを待つだけの毎日。
「早く元に戻らなきゃ」「こんな自分じゃダメだ」と焦れば焦るほど、心も身体もさらに重くなり、文字通り動けなくなっていきました。
今振り返れば、あの時期は「焦る必要なんて一切なかった、ただひたすらエネルギーを溜めるための時間だった」と思えます。
でも、当事者だった当時の私には、そんな風に考える余裕なんて1ミリもありませんでした。
もし、今あなたがいる場所がそんな「どん底」なのだとしたら、無理に這い上がろうとしなくていいんです。
ただそこに存在しているだけで、もう100点満点なのだから。

「甘えじゃない」と気づいてから。私が少しずつ回復した方法

動けない自分を責め続け、どん底の底にいた私が、少しずつ「光」を感じられるようになったのは、ある日の主治医の一言がきっかけでした。
「これだけ頑張ってきたんだから、今はエンジンを完全に切って、バッテリーを充電する時期だよ。休むことは悪いことじゃないんだよ」その言葉を聞いたとき、張り詰めていた糸がふっと緩み、初めて「あ、休んでもいいんだ」と涙が溢れました。
そこから、私の「回復に向けた小さな歩み」が始まりました。
あの長いトンネルを抜けるために、私がやって本当によかったと思うことはいくつかあります。

① スマホやSNSを一切見ない(デジタルデトックス)

元気な人たちのキラキラした日常を見るだけで心が削られていたので、思い切ってアプリを消し、情報を遮断しました。

② 「できたこと」を1日1個だけ数える

「今日は歯を磨けた」「温かいコーヒーを飲んだ」。そんな当たり前すぎるほどの小さなことでも、「今日の自分、よくやった」と認めてあげるようにしました。

③ ただ太陽の光を浴びて、家の周りを少しだけ歩く

最初は怖かった外の世界ですが、数分だけ散歩して帰ってくるだけでも、凝り固まった脳が少しずつほぐれていくのを感じました。もちろん、焦ってまた落ち込む日もありました。一進一退を繰り返しながらの毎日でしたが、「少しずつ波のように回復していくんだ」と知れたことが、何よりの救いでした。

今、暗闇の中にいるあなたへ

ここまで私の経験をお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
もし今、あなたがかつての私と同じように、布団やベッドの中で動けず、自分のすべてを責めていたとしても。 どうか、「自分はダメだ」なんて思わないでください。
うつ病のトンネルは果てしなく長く感じられて、「もう二度と元の世界には戻れないんじゃないか」と絶望してしまう日もあると思います。
でも、人間の回復のエネルギーは、私たちが思っているよりもずっとゆっくり、少しずつ、確実に溜まっていきます。
今はただ、何も考えずに、自分の心と体を休めることだけを考えてください。
トンネルには必ず出口があります。焦らなくていい、無理をしなくていい。 生きていてくれるだけで、あなたは100点満点なのだから。

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